モデルと型

モデル:
原型、マスターなどとも呼ばれます。
また、マスター型とは別に区分して形状確認のためのみに製作される場合もあります。
モデルのみの場合、スケールを変えて作る場合もあります。

型(生産するための型):
 材質による違いを説明します。

 ①樹脂製
  マスター型から反転する場合と、直接製作する場合で材料が異なります。

  a.マスターからの反転
   殆どの熱硬化型樹脂が使用可能です。ただし、生産型の性能を大きく左右しますので材料選定には注意が必要です。
   → 一般的にはビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂

  b.直接製作
   マスター型無しで製作する場合は、金型製作時と同様3Dデータから直接機械加工します。
   型としての表面精度、最低限の剛性、耐熱性を有する材料になります。
   → ケミカルブロック(ウレタン、エポキシなど)

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 ②金属製
  生産数、製品に対する要求などから製法が決定されます。
  製法から型への要求が決定され、型の材質が決定されます。
  その中でも、RI(injection、SMC(BMC)、RIM)には金属製の型が必要になります。
  理由は樹脂の硬化条件により、型の温度管理が必要になるためで型温によって成形品の性能に大きな影響があります。
  型の製作は、3Dデータから機械加工して製作します。

  a.スチール
   鉄を原料とする型材で、その耐久性から大量生産用に使用されます。
   鍛造と鋳造に分かれますが、金額的には鋳造、耐久性から見ると鍛造となります。
   成形物の大きさ=型の大きさ=加工機の大きさ、製法によって選定する必要があります。

  b.アルミ
   アルミ合金が使用され、スチールと同様鍛造材と鋳造があります。
   スチール製と比較すると、耐用(=強度)では劣りますが、加工性が良いため金額的に安価で有利です。

 ③その他
  ハイブリッド材料も開発され、耐久性や経済性も優れた材料もあります。
  木型と呼ばれる木製の型もありますが、精度的に問題が多いため鋳型などに一部使用される程度です。



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